以前ハマったゴルフに再びハマり、4時起きをして早朝ゴルフに行っているjunjunです😁
今日は、巷で話題の本『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』について、今じゃすっかり鈍感力や忘れる力も身についた、昔繊細だった元小学校教師の私が、「自分の繊細さ、気づきすぎに悩んでいる先生方」に向けてご紹介します。
「繊細さん」ってどんな人のことを言うの?
人によって「繊細」なところは違うんだって。この後、順番に紹介していくね。
『「繊細さん」の本』を、昔繊細だった元小学校教師が読んでみた【読書感想】

もくじ
1 「繊細さん」ってどんな人?
2 小学校の先生が「繊細さん」だとこうなる?!
3 「繊細さんセンセイ」が子供達の前に元気で立ち続けるには?
4 まとめ
1 「繊細さん」ってどんな人?

本書から引用させていただきます。
「繊細な人」とは具体的にどんな人を指すのでしょうか。アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。最近ではこの概念が日本でも浸透し、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳され、関連書も出てきました。(略)この本では、私がカウンセリングで出会ったHSPを親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本P7
「繊細さん」っていうのは性格なんじゃないの?
そのあたりはアーロン博士が次のように発表しているらしいよ。
アーロン博士は繊細さは性格によるものではなく、生まれ持った気質の可能性が高いこと、そして、「生まれつき繊細な人」が5人に1人の割合で存在することを発表している。
HP「繊細の森」より抜粋
どうやら後天的に「繊細さん」になるよりも、生まれつき「繊細さん」である割合が高いようです。また、この「繊細さん」という呼び方も著者の武田友紀さんのコーチングのコーチの方が名付けたそうです。
このあたりの経緯は、著者の武田友紀さんのHP「繊細の森」に書かれています。
では、具体的にどんな人が「繊細さん」と言えるのかをご紹介します。HP「繊細の森」には、23コの質問が書かれています。そのうち、12コ以上「はい」があれば「おそらくHSPでしょう」とのことです。詳しく見てみたい方は、ぜひH P「繊細の森」をご覧ください。
以下、私が質問に答えてみて、「これ結構当てはまる!」というものをピックアップしました。皆さんはいかがでしょうか?
・まわりに不機嫌な人がいると緊張する
・細かいところまで気付くため、仕事に時間がかかる
・相手が気を悪くすると思うと断れない
・疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
HP「繊細の森」より抜粋
ボクは1コしか当てはまらなかったから「繊細さん」じゃないみたい。
そうとも言えないらしいよ。23コの質問の中で、たとえ1、2コしか「はい」がなかったとしても、その度合いが極端に強ければ「繊細さん」かもしれないんだって。
ちなみに私は23コ中、5コ「はい」がありましたが、若い頃の自分を思い出して質問に答えたら、14コ当てはまりました。私の場合、年齢やこれまでの体験から随分変化していることがわかりました。
14コも当てはまったなら、昔はいろんなことが大変だったんじゃない?
「大変」というより「必死だった」って言った方が近いかな。そういった中でも、嬉しかったことややり遂げたこともたくさんあったんだよ。
次はそんな「元繊細さん」が小学校の先生をやっていた時に陥りがちだった考え方や行動のパターンを、ポジティブな面とネガティブな面に分けてお話しします。あくまでも私の例なので、ご自分と比較しながら読み進めてみてください。
2 小学校の先生が「繊細さん」だとこうなる?!

「●」はHP「繊細の森」から引用させていただいた「質問事項」です。その傾向をもつ「元繊細さんセンセイ(junjun)」が陥りがちだった考え方や行動パターンを、「P=ポジティブな面」「N=ネガティブな面」に分けてみました。
●自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気付く
P:一人一人の子供達の変化によく気付く。
N:機嫌の悪い子、ネガティブな反応をしている子達に気持ちを引きずられて落ち込む。
●短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう。
P:効率的に行えるように、事前に準備をして取り組む。
N:突発的なできごとを短時間でしなければならない時には、極度のストレスがたまる。
●ミスをしたりモノを忘れたりしないように、いつも気をつける。
P:事前準備を怠らず、ミスをしないように自分なりの手だてを講じる。
N:うっかりミスなどをしてしまった時は、周囲が気になりひどく落ち込む。
昔は「石橋を叩いて渡るタイプ」だったんだね。
そうだね・・・今は石橋がなくても渡っちゃうタイプに変わったよ💦
私の場合、とにかく事前の準備を自分で納得するまでキッチリやらないと安心できませんでした。そうはいっても「突発的なことをやるのが子供達」「突発的なことが起きるのが小学校」なので、「突発的なことを心から楽しめる」ようになるまでに、随分時間がかかりました。
3 「繊細さんセンセイ」が子供達の前に元気で立ち続けるには?

上記のように一言で「繊細さん」といっても、「繊細な部分」は人それぞれのようです。これからご紹介するアイデアはあくまでも私の体験を基にして考えたものです。参考になるところがあったら嬉しいです。
それではアイデアをご紹介します!
まずは1つ目です。「武器を生かす」をあげてみました。
武器っていうと、なんか物騒だね・・・
この場合の「武器」というのは、「まわりの人達の気持ちの変化を敏感に気づくことができる」を指しています。
何より子供達の気持ちを敏感に感じ取ることができるのですから、その「武器」を生かさない手はありません。それによって安心して学校生活を過ごすことができる子達だっているはずです。
2つ目は、「知識をインプットする」ことです。
私は今回この本を読んで、自分がかつて「HSP 繊細さん」であったことをはじめて知りました。もし、当時の私が読んでいたら、以前私が自分のことを「気にしすぎの自分がイヤ」「メンタルが弱いのでは?」と責めずに済んだかもしれません。「そういう傾向がある」と知ることで、自分を守る対策が打てるように思います。
3つ目は、「心の安全地帯を準備する」ことです。
この言葉は、実は私が昔お世話になったカウンセラーの先生から伺ったものです。
「心の安全地帯」とは、「悩みを相談できる人間関係」「心身共に安心できる場所」「職場以外の夢中になれる場所」のことです。これらを作っておくことで、いざ学校でシンドイことが起きた時に、心が休まったり、元気になったりするというワケです。
当時の私は海でダイビングをしていても、海底で仕事のことを考えてたという典型的なワーカホリックでした。
アイデアを出しつつも思うのが、自分の残念な失敗やネガティブな体験は、心身共に元気でいさえすれば、必ずポジティブに生かすことができて、人間として成長につながるということです。
自然体が一番だね!
4 まとめ

いかがだったでしょうか?今日は『「繊細さん」の本』を、昔繊細だった元小学校教師が読んでみた」について感想をお話ししました。
実はこの本を読みながら考えたことは、これだけじゃないんです。
「繊細さん」は教師だけじゃなくて、「子供達の中にもいる」ということです。そんなことも含めてこの『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』は、学校の先生方にぜひ読んでいただきたい一冊としてご紹介しました。
2学期の忙しい毎日が始まりましたが、チャンスがあったらぜひ手にとってみてください!
今日は以上でおしまい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
上手くいかない体験が、教師のエネルギーです。
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