こんにちは。junjunです。
先日、【こっそりのぞき見👀】朝の会って何してる?【行き着いた先は「笑顔😄」】
をシェアしました。
少しずつ読んでくださる方が増えてきているようで、とても嬉しく思っています。
あくまでも過去の不器用な自分に向けて、体験を通して学んできたことを伝えたい!
というスタンスで書いています。
正解はありません。自分で探す。ただ、より多くの失敗例を知っておくことで
転ばぬ先の杖くらいにはなるかもしれない・・・
そう思ってこれからも書いていきたいと思います。
もし宜しかったら、twitterやFacebook、YouTubeなどでシェアしていただけると
ありがたいです。
それでは、今日はそのPart2「帰りの会って何してる?」について深掘りしていきたいと思います。
結論
早く帰ろう!
すみません。結局これに行き着きました。
あれこれやっても、子どもたちは帰る気マンマンです。
頭の中は放課後のことでいっぱいです。それが正常です。
そんな時に教師が躍起になって何かを言っても、
数秒後には忘れてます。残念ですが😫
それでも、最大限の成果を目指してできることはあります。
この記事はこんな方におススメです。
●「帰りの会」を充実させたいけど、時間ばかりかかってしまう。
●マンネリ化している。
この記事を読むメリット
●教師が「早く終わらせよう」という意識をもち、数分でも早く帰れるようになれば、子どもたちは喜びます。
●これだけは!ということを絞って伝えることができるようになります。
目次
①「帰りの会」って何するの?
②私の失敗
③「支度に時間がかかるんです!」への対処法
① 「帰りの会」って何するの?
学習指導要領をひもとけば、朝の会と同様に「学級活動」のねらいを受けて
存在していることがわかります。
内容の例としては、
・連絡帳の記入 ・係からの連絡 ・1日の振り返り ・先生の話 ・挨拶
などが挙げられるでしょう。
では、「帰りの会」にはどのくらいの時間が設定されているのでしょうか?
昔は、「居残り」なんていうのがあって、授業中に終わらなかったものを
放課後に残って仕上げていく時間がありました。
でも、不審者対応の必要が出てからは、
下校時刻を学年などで揃えることが必須になりました。
最終授業が終わった後、だいたい10分から20分の間に
下校することが当たり前になっています。
その間に子どもたちは、お手洗いを済ませ、ランドセルに荷物を入れ、
当番の仕事などをすることになります。
学年や学級の実態によって、かかる時間は変わりますが、
平均して5〜10分で支度を終えるのではないでしょうか。
すると、帰りの会にかけられる時間も5分から10分となります。
その時間に、上記の内容を当てはめると、これまた時間オーバーに
なることは容易に想像できますね。
もしもウチのクラスが、上の代表的な内容を全て行った場合、
どのくらいの時間がかかりそうか予想してみました。
あくまでも、私のクラスで行なった場合の予想タイムです。
・連絡帳の記入・‥・5分(個人差有り😉)
・係からの連絡・・・3分(オーバーする可能性あり)
・1日の振り返り・・・5分(オーバーする可能性あり)
・先生の話・・・1分以内
・挨拶・・・30秒
計算すると合計13分前後です。
やはり時間オーバーですね😁
朝の会同様、昔は私もよくオーバーしていました。
原因は、形にこだわり、あれもこれもやろうとしていたからです。
時間的に無理なのですから、上記の6つの内容を毎日網羅する必要はありません。
1週間の間に分散させても良いのです。
また、上記の中で、他の時間に散らばらせることができるものはないでしょうか?
おそらく多くの学級では、連絡帳の記入は、別の時間に設定していませんか?
今のクラスでは、次の時間帯に行なっています。
・連絡帳の記入→1週間分の連絡を学級通信の一部として掲載し、朝の会で加筆・修正する。
・係からの連絡→必要に応じて行うので、まとまった時間は確保しない。
・1日の振り返り→必要に応じて行うので、まとまった時間は確保しない。
これまた朝の会と同様、担任として「帰りの会」に何をねらうのかを明確にもち、
必要最低限のメニューで行います。
子どもたちの頭の中は、帰ってからのことでいっぱいなのですから。
「明日また来たい!」という思いを子どもたちにもたせて帰らせる〜
と言われたことがあります。
でもそれって、帰りの会以外の時間だってできます。
以前は、「今日1日のヒーロー&ヒロイン」や「友達の良いところ探し」
というようなメニューを設定していたことがありました。
躍起になって、子どもたちの良いところを探し、帰りの会で私だけが熱く伝えていました。
この方法で、上手くいくクラスもあるでしょう。
子どもたち全員が、一人の子の良いところを探せることもあるでしょう。
でも、私はシンドかったのです。
「言わなきゃ」というプレッシャーにいつの間にか変わっていました。
教師がシンドイなら、子どももシンドイはずです。
たとえ著名な先生が書籍に書かれた実践でも、
自分が違和感を感じるなら、その心の声に従って自分なりのワクワクする方法を
考え、チャレンジすればいいのだと思います。
その方が、子どもたちも幸せです。
ちなみに・・・
私が「帰りの会」にねらうのは次の2つ。
①温かな空気感と笑い
②とにかく帰る
この2つを叶えるために、ここ数年のクラスの帰りの会メニューは、
①はじめの言葉
②先生お話
③帰りのあいさつ(起立→机の整頓→先生と目を合わせる😁→さようなら)
これだけです。
②の「先生のお話」を、マンネリ化しないように、
ある時は嬉しかったことを、ある時は驚いたことを、
ある時は単なる連絡を、ある時は「なし!」
というように、短時間かつバリエーションをもたせることを心がけています。
② 私の失敗
私の悪い癖は「突き詰める」ところです。
もちろんプラスに働くところも大いにあるのですが、
逆もまた然り。
難しいですね。
この性格が、上記の①でも触れたように、
「子どもたちの良いところを探して、帰りの会で伝える」という、
ごくごく当たり前の取り組みを、突き詰めてしまったことがありました。
いつの間にか「見つけること」が目的になっていました。
まるで自分が「良い行い発見マシーン」にでもなったかのようでした。
そうなると、自然に反対の行いにも目がいくようになってしまったのです。
これが私の失敗です。
今でこそ「ある子の良い行い」を見つけることができた時は、
同じ人間同士素直に、「この子ステキだな・・・」と感動してしまいます。
それはとてもラッキーなことで、日々の生活の中では早々あるものではありません。
別に「良い行い」がなくてもオッケー!
あなたはあなたのままでいていいし、私もそうでありたい。
繰り返しになりますが、「良いところを見つける」ことそのものはとても大切なことです。
教師が、その意識を常に持ち続けることも必要です。
でもそれは、日常生活の中で、自然に伝え合えるもので、
作られたものの中から生まれてくるものではありません。
別に子どもたちは、「良い行い」をするために学校に来ているわけではありません。
自分以外の他人と学び合いながら、体験を通して「良い行い」を学び取っていくものだと思います。
中には無意識のまま行なっている「良い行い」もあるので、
それは「褒め言葉」と共に「それでいいんだよ」と承認してあげることが、成長段階では不可欠です。
時には、あえて子どもたちに任せて、
「褒める場面を作るように」教師から仕掛けることもあります。
その時も、子どもたちの様子をフラットな目で見ることを心がけます
「良い行いカモーン!」
ではなく、
「どんな風に動くのかな?」
とちょっと引いてワクワクしながら見ていると、
過去の私には全くなかった余裕をもちながら、
子どもたちの次の行動を観察できるようになります。
③「支度に時間がかかるんです!」への対処法
もしかすると、帰りの会の時間よりも、
「帰りの支度に時間がかかっている」のではないでしょうか😁
そんな時は、深呼吸をして一度教室を出ましょう😅
イライラしても仕方ないので、
他の用事を済ませたり、丸付けなどの仕事をしたりするのもいいでしょう。
すると、いつもとは違う雰囲気に気づく子どもたちが出てくるかもしれません。
それでも気づく様子が見られない時は、
話し合いの出番です😁
説教ではありません😅
話し合いです。
「どうしたいの?」
と子どもたちに聞いてみましょう。
大人が決めるのではなく、自分たちで決めさせる。
それを守らせる。
守れなかったらまた聞いてみましょう。
頭ごなしにルールで追い詰めるよりも、
おそらくその繰り返しでしか、子どもたちは自分たちの居る環境を、
自分たちの手で作っていくという当事者意識を、
育んでいくことはできないのだと思います。
時間がかかります。
でも、当たり前じゃないですか。
まだ子どもなんですから。
じっくり時間をかける覚悟を、まずは大人がしなきゃいけませんね。
まとめ
もう一度問い直しましょう。
「あなたにとって、帰りの会のねらいは?」
過去の慣習に囚われず、
どんなことでも「なぜ?」と問い直すクセをもちたいものです。
「なぜ、帰りの会があるの?」
その問いに対して答えられる解があるなら、
自信をもってやっていきましょう。
どうせやるなら最大限の成果をねらいましょう。
「次は、先生のお話しです。」
と振られて、
「はいっ!なし!」
と言うだけでインパクト大!です。
でも、その翌日には、人知れずみんなのために力を発揮してくれた子のことを、
「あっ!そうだ!給食の準備でAさんがね・・・」
と、伝え方に変化をもたせるだけで、強烈に心に残るものです。
「教師は役者」
と、尊敬する先輩先生が教えてくださいました。
まさにその通り。
自分で演出、役者の全てをこなします。
時にすべりながら😅、時に感動しながら😢・・・。
上手くいかない体験と、ちょっとばかりの成功体験が、
明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let’s Have Fun!!