こんにちは、junjunです。
隣にいる熱血すぎる同僚に、「このままだと危険だよ!」って伝えたい時に、ゆる~くおすすめできる本ってありますか?
すみません。
この「熱血すぎる同僚」って私です😅
過去、お世話になった先輩に、手紙でこのことを伝えていただいたことがありました。
当時の私は、「だって、しょうがないじゃん!」って思ってましたが、今となってはありがたいアドバイスでした。
今日は、一見称賛の対象になりがちな「熱血教師」が、「燃え尽きないように」仕事を続けていくために、支えとなるおすすめ本をご紹介します。
【在宅勤務教師おすすめ本】自分が熱血教師だと気づいたら読む本

もくじ
●自分が熱血教師だと気づいたら読む本
●熱血じゃダメですか?
自分が熱血教師だと気づいたら読む本

熱血教師チェックリスト
✅常に仕事のことを考えている
✅できる限りのことをして、子どものことを良くしたい
✅懸命にアプローチすれば、必ず物事は好転する
✅「イラッ」「カチン」とする瞬間がある
✅朝起きると疲れている
このチェックリストは、過去の自分が感じていたことと、「あなたは大丈夫?~5分で出来る燃え尽き症候群チェックシート~」を参考にしながら作ってみたものです。
ご自分の状態を振り返るのに参考までにお使いください。
過去の私は、同時期に全てを感じていたワケではありませんが、上記の5つを時期を別にして抱えていました。
ですから、1つでも当てはまる方は「熱血教師」であり、それがエスカレートしていくと、「燃え尽きる」可能性は「0」ではないということになります。
日本の教師の「熱血度」はグラデーションはあるものの、みなさん真面目で熱心です。
ですから、自分の身を守り、能動的に自分の生き方を選択できるように、他の世界を意識して取り入れる必要があると思います。
そのもっとも手っ取り早い方法が「読書」です。
過去の私が、
自分のいる世界が全てではなく、他の世界を知るきっかけ
となった本を5冊ご紹介します。

✅『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』苅谷剛彦著
「知的複眼思考法とは、自分のモノの見方に加えて、多角的に捉えて考え抜く」ことを指します。
私はこの本を読んで、「考えるってどういうことなのか」という疑問をもちました。
子どもたちにも、「よく考えよう」と投げかけるけど、「考え方」を教えてきただろうか?
そもそも私自身が「考え方」を身につけてきたのか?と問い返し、一歩を踏み出すことができた本でした。
✅『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』 堀江貴文著
ホリエモンらしく、タイトルからして「過激」です。
私!「洗脳」するつもりで子どもたちと関わったことなんてないよ!
そんな思いで読み進めました。
ですが、ホリエモンが言っていることと、現場で起きていることがだんだん一致してきました。
例えば・・・
一斉に同じ方向を見て45分間座り続け、ホントは「これどういうこと?」と深掘りしたことが出てきても、授業は進んでしまう・・・
これって、本当に「学んでいる」の?
そんな疑問を投げかけてくれる本でした。
✅『公教育をイチから考えよう』リヒテルズ直子、苫野一徳著
「一斉授業、受験のための学習は、本来の学びからは遠く離れていること。」
「子どもたちにとって、人と協働しながら生きていくのに必要な学びこそが、学校で学ぶこと」
それを実現している学びの場が、世界にはあるということを教えてくれた本でした。
✅『勉強するのは何のため?ー僕らの「答え」のつくり方』苫野一徳著
こういった問いをもつことはとかく敬遠されがちです。
ですが、教師だからこそ、面倒がらずに自分なりの答えをもつことが大切だと私は思います。
そして、この本を読んで良かったと思うのは、教師が子どもたちに伝えたいのは、「学び方」「考え方」「作り方」だということ。
一つのモデルを示し、あとはどうアレンジするかはその人次第。
そんなことに気づかせてくれた本でした。
✅『教育の力』苫野一徳著
何度も繰り返し読みました。
「教育」をするとはいったいどういうことなのか?
私自身は「教育」を受けてきて、何を得たのか?
画一的な教育に違和感を感じている教師や子どもたちが求める教育とは何か?について考えを深めてくれる本でした。
別に私は、苫野さんと面識はありません😁
ただ、自然とこの方の本にたどり着きました。
「学校って何だろう?」
この問いに向き合わざるを得なくなりました。
目の前のことに疑問を持たず、ただひたすらに猛進している時は、「これが当たり前」と疑いもしませんでした。
でも、他の世界を知ることで、実は苦しかった自分の本音にも気づくことができました。
みなさん、苦しくないですか?
熱血じゃダメですか?

「熱血」はダメではありませんが危険です。
ポキンと折れてしまいそうな危うさがあります。
それにブレーキをかけるには、他の世界の視点が必要です。
今回ご紹介した5冊に共通しているのは、昭和の頃から大きく変化していない学校世界から、一歩外に足を踏み出し、本によっては真逆な立場から学校を見る視点を与えてくれるところです。
とかく「熱血教師たち」は、目の前のことしか見ていないことがよくあります。
「目の前を見ること」「フォーカスすること」は重要ですが、そればかりでは悪循環に陥ります。
この5冊をはじめとする多くの本たちは、遠くを見渡した上でもう一度目の前を見た時に、見る景色を変えてくれる手助けをしてくれることでしょう。
良かったら手にとってみてください。
今日は以上で終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let′s Have Fun!