こんにちは、junjunです。
もうすぐ新年度が始まるんですけど・・・
初任者の赴任初日っていったい何をするんですか?
前もって準備しておくことってありますか?
こんな悩みにお答えします。
【小学校教師初任者の悩み】赴任初日って何するの?【笑顔が吉😁】

もくじ
●小学校教師初任者が、初日にやることを解説します。
①当日の流れ
②前もって準備しておくと便利なこと
●29年間教師をやってきて、私が考える「初日に大切なこと」
小学校教師初任者が、初日にやることを解説します。

予め断っておきますが、都道府県によって初日が4月1日になる学校と、2日になる学校とさまざまです。
当然当日の流れも変わってきますので、今回の内容はおおよその流れということでご理解くださいね。
✅当日の流れ
●午前:辞令交付式→ランチ
●午後:勤務校→挨拶→会議→学年の仕事
●辞令交付式→ランチ
事前に以下をチェックしましょう。遅刻は厳禁ですよ😅
・辞令交付式が行われる場所と時刻 ・勤務校への移動時間・ランチをとる場所
晴れて教師として、「あなたは〇〇小学校に配属されますよ」という「辞令」=「命令文書」を渡されるのがこの「辞令交付式」です。
令和元年度末の「コロナウィルス感染症対策」によって、各都道府県の新年度の対応も間際になって変更ということもあるかもしれません。
こまめな情報収集を努めるのと同時に、勤務校に到着するのに移動時間はどのくらいかかるのか?それによってはランチをとる時間がタイトな場合もあるので、予めググっておくことをお勧めします。
●勤務校→挨拶→会議→学年の仕事
さあ、ここからは「笑顔」を作ってスタートを切りましょう。
①玄関前でコートを脱ぎ、上履き(お気に入りのスニーカー等)に履き替える。
②校長室の扉をノックし、「失礼します。遅くなりまして申し訳ありません。今日からお世話になります。田中junjunと申します。」といった類いの挨拶を相手の目を見てする。
③職員全体の前の挨拶。→ハキハキ、笑顔、声を張る
④新年度の運営に関わる細々とした提案がされる「第1回職員会議」実施。
⑤学年の仕事
そろそろ午前中からの緊張の糸も切れ、お昼ご飯を食べた後の、ちょうどいいお昼寝のタイミングになってきました。
聞いていても?チンプンカンプン♫
ダメですよ!絶対に寝ちゃ!眠気が襲ってきたら、次のことをやりましょう。
●ボールペンで手のひらなどをチクチクさして眠気を覚ます。
●職員会議資料の中から、「担当学年行事」「担当学年保健行事」の日時にマーカーをつけ、教務手帳の週行事予定に書き写しておく。
●人間ウォッチング👀
「⑤の学年の仕事」では、学年主任の指示に従って行動しましょう。
あなたにとってこれから始まる1年間は、今日出会ったばかりの、どんな人だかまったくわからない、目の前にいる学年主任がすべてを握っていると言っても過言ではありません😁
何かわからないことがあったら、基本はその学年主任に聞いてから進めていきましょう。
おそらく初日に行う学年の仕事は、
●担当学級決定
●指導要録、個人情報などを新クラスに分ける。
●学級名簿作成
といったところでしょうか。
学校によっても違いますし、学年主任の進め方によっても違うので、とにかくわからないことは、どんなくだらないことでも聞いて大丈夫なので、質問は初任者の特権だと理解して質問しまくりましょう。
✅前もって準備しておくと便利なこと
前回、前々回の記事『【4月から小学校初任者】3月中に準備するもの10選』で、具体的な持ち物についてお伝えしました。
基本これでOKなのですが、事務手続きなどの細々としたことは、間違いのないように早目にササっと終わらせたいものです。
以下、次の準備をしておくと、面倒くささが半減するのでやっておくといいですよ。
●銀行の通帳を職場へ持っていく。
①学校指定の口座(給食費などの振込をする口座。ほとんどの場合、休み中に郵便局等へ行き手続きをする)
②普段お金を出し入れする口座
③貯蓄用口座(いずれは投資用に)
●通勤路or地図を調べておく。
通勤届けを提出する際、通勤路を書くように求められる。距離数も調べておく。
●保険関係
保険の勧誘が来ます。
その対応を詳しい人に相談しておきましょう。
こういった社会人としてのアレコレは、一括してファイルか何かに保管しておくと、後から必要になった時に便利です。
29年間教師をやってきて、私が考える「初日にもっとも大切なこと」

✅学年主任を観察せよ!
初日は互いに「値踏み」のし合いです。
次のチェックリストを作ってみたので、観察してみましょう。
半分チェックがつけば、あなたの1年間は安泰です😁
□①笑顔でいるか?→基本
□②春休み中にやることリストを提示してくれるか?→見通しをもった仕事術
□③時間を意識しているか?→時間コストの感覚の有無
□④主任の旧学級の片付け具合を観察→整理整頓
初日だけで感じ取るのが難しければ、少しずつ関わりが増えていく中で互いに理解を深めていきましょう。
もし、チェックリストの内容と逆の様子が見られる時は、次のような行動を意識するといいです。
例えば、「②やることリストを提示」されない時は、自分から「始業式までに何をやったらいいですか?」と質問します。
反応によっては別の対応をとることもあるかもしれませんが、基本的に教師という人種は面倒見のいい人たちなので、親身になって教えてくれるはずです。
あれこれ悩まずに、たとえ家族に同業者がいて教えてもらえる環境でも、「学年主任に尋ねる」スタンスは貫きましょう。
✅迷惑かけます!
では、「なぜこれほどまでに学年主任をマークするのか?😜」というと、それはとにかくあなたが学年主任に一番迷惑をかけるからです。
たとえば・・・
●校務分掌を決める時、あなたが初任者だということで、多少の負担を被ってくれている。
●あなたがあれこれ質問する時、自分の仕事を止めてその質問に答えてくれる。
●今年1年をかけて、教師としての基本を伝えたいと多少なりとも意識してくれている。
つまり、今年1年間で、あなたは学年主任が持っている数時間を搾取することになるのです。
「搾取」という言い方は良くないのですが、そのくらいの意識が必要です。
だからといって「質問するな」と言いたいのではありません。
くだらないことさえも遠慮せずに質問し、主任の時間を搾取しつつ、感謝の気持ちを忘れないで欲しいのです。
✅だれが守ってくれるか?
あなたにとって学年主任という存在は、迷惑をかけるだけではありません。
トラブルがあった時、保護者から、管理職から守ってくれる存在でもあるのです。
経験が足りないのですから、想像もしないようなところから突っ込まれることもあります。
まあ、これは経験があっても同じなのですが、とにかく当たり前の事を当たり前にやっても突っ込まれることがあるのですからいたし方ありません。
そんな時、学年主任との日頃の信頼関係があれば、味方になってくれるのは間違いありません。
変にへりくだる必要はまったくありませんが、社会人としての最低限のマナーを意識して接しましょう。
✅カッコつけずにさらけ出す
要は「かわいがられるようにしましょう」ということです。
変なプライドは捨てて、できないことはできないと自己開示していれば、誰だって手を差し伸べてくれます。
ありのまま~♫です。

まとめ
見えなかった初日が見えることで、少しは不安が薄れるものです。
初日を越えると、次の不安は始業式です。
でも、これもまた必ずその日は訪れます。
不安を感じるより、楽しむことに意識を向けて頭と手を動かしていきましょう。
1年目から退勤時刻に帰ることは難しいかもしれませんが、ダラダラ、ベラベラ仕事をするのではなく、やることを毎日リストアップして一つ一つをクリアしていく習慣を身につけます。
教師の仕事でもっとも大切なことは、「毎日笑顔で子どもたちの前に立つ」ことです。
そのためにもできるだけ早く退勤し、しっかり休養をとって翌日に備えましょう。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let’s Have Fun!!