こんにちは、junjunです。
話の冒頭に、「これから〇〇について話します」と言ってから話し始めるっていうのはわかるんだけど、その後の話が支離滅裂になって、頭が真っ白になっちゃうんです!
どうしたらいいですか?
こんな悩みにお答えします。
【小学校教師の悩み】あなたの話が支離滅裂になるたった1つの理由

もくじ
●支離滅裂になるたった1つの理由
✅話す相手は小学生
●支離滅裂にならない方法
✅話す内容の種類を確認しよう
✅話の小見出しを決めよう
✅納得してもらうための方法
支離滅裂になるたった1つの理由

支離滅裂になるたった1つの理由は、
話をする前に構成を考えていないから
です。
構成とは、目的地(地図)に向かうための地図のようなものです。
地図がなければ、当然迷子になりますよね。
それが支離滅裂の状態です。
もしかしたら、そんな構成なんて考えなくても、湯水のように話が湧き出てくる人もいるかもです。
たしかにそういう人もいるでしょう。
でも、私も含めて大半の人は、話す内容によってはある程度構成を考えてから話し始める必要があります。
そうじゃないといつまでたってもゴールにたどり着かなかったり、たどり着いたとしても、「なぜ?」という疑問が残ってしまうこともあるのです。
✅話す相手は小学生
私たちが話す相手は小学生です。
それを忘れてはいけません。
準備もなしに、言葉の獲得をしている最中の子どもたち相手に、「わかる話」などできるワケがありません。
短く、シンプルに話すことがモットーです。
自分の準備がお粗末なら、その話を聞いた子どもたちが「わかんない・・・」と言ってしまうのは、至極ごもっともな状態なのです。(とは言え、どんなに手を尽くしてもわかんない・・・こともあるんですけどね😁)
子どもたちにとって「ああ!そういうことか!」「わかった!」と行動や納得につながる話をするためには、それ相応の事前の準備が不可欠です。
では、迷子(支離滅裂)にならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
次に、具体的な準備の方法をご紹介します。
支離滅裂にならない方法

✅話す内容の種類を確認しよう
✅話の小見出しを決めよう
✅納得してもらうための方法
✅話す内容の種類を確認しよう
小学校段階で、教師が子どもたちに話す種類は、おおよそ次の3つです。
●発問 ●指示 ●説明
初任者の頃は、話し始める前にこの3つのどれをこれから話すのかを意識します。
慣れるまでは違いがわかりにくいかもしれませんが、そのうち無意識に使い分けることができるようになります。
習うより慣れろですね。
これから自分は「指示を出すんだな。発問じゃないから、子どもたちに問いかけることは必要ないよ」こんな感じです。
実は授業というものは、この3つが複雑に入り混じっているのです。
たとえば、体育の授業で跳び箱運動をするとします。
45分間の授業には、次の活動が考えられます。
①準備運動 ②跳び箱などの準備 ③慣れの運動 ④本運動
おおよそこんなところです。
では、この①から④までの活動で、「発問」「指示」「説明」が必要な場面はどこでしょうか?
全てはやり方次第なので、正解はありませんが、次のように考えられます。
①準備運動:「こんな運動をするよ」という指示、説明。
②跳び箱などの準備:「この場所にこの用具を置きます。運び方はこうします。」のように、これまた指示、説明。
③慣れの運動:「跳び箱運動に必要な慣れの運動はこれです。」という指示、説明。
④本運動:たとえば、「跳び箱を跳び越えるには、どんなことに気をつけたらいいかな?」といった発問が考えられます。
ただ何となく声を発するのではなく、上記のように授業のゴールに向けて伝える内容の「小見出し」を予め考えておくことが、支離滅裂で迷子にならない授業の最低ラインです。
✅話の小見出しを決めよう
伝えたい話のゴールが決まったら、次は「小見出し」を考えます。
小見出しの付け方は、初めからきれいにつけることは難しいので、私は一度マインドマップに伝えたいこと全てを書き出してしまいます。
その後、カテゴリー分けをして、小見出しをつけていきます。
ちなみに小見出しには、
結論→理由→具体例
少し、こみいった話の場合は、
結論→理由→具体例→反論→共感しつつ結論へ
が国語の教科書にも書かれています。
✅納得してもらうための方法
それは自分で一度素の状態で、結論を問い直してみることです。
✔︎「あいさつ」を例に考えてみる
たとえば、「あいさつをしよう」ということについて「説明」をするとします。
結論は、「あいさつをすることは大切です。だからあいさつをしましょう。」とします。
これを問い直してみましょう。
子どもたちは、あいさつをすることくらい知ってます。
知っていてもできない、しないのです。
そんな子たちに納得してもらい、背中を押して行動にうつせるような話をするのが教師の仕事です。
ですが、「これを話したら100%行動できます!」なんて正解などはありません。
✔︎大切なことは自分の言葉で伝えること
ここで大切だと私が思うのは、教師が思考停止せずに、一度自分に問いかけてみることです。
子どもの立場になって、
「なんであいさつってしなきゃいけないのかな?」
「あいさつするといいことあるのかな?」
「あいさつしないと、どんなことが困るのかな?」
と考えてみると、そんな単純な話ではないことがわかってきます。
それでも「あいさつしよう」というのですから、それなりに自分の中での答えをもっておくことが、説得力となって子どもたちに伝わるのだと思います。

まとめ
✅支離滅裂になるたった1つの理由
話をする前に構成を考えていないからです。
そして、
✅支離滅裂にならない方法は、
●話す内容の種類を確認しよう
●話の小見出しを決めよう
●納得してもらうための方法
これらを事前に考え、ゴールに向かう地図(構成)を作ることです。
一口に「話」といっても、いろいろな種類の話があります。
その種類に応じて、方法を使い分けながら準備をし練習することが、自分の頭も真っ白にならない話ができるようになる方法の一つだと思います。
教師の練習場面は、ありがたいことに毎日あります。
しかも練習とは名ばかりの本番ですが😅
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let’s Have Fun!!