こんにちは、junjunです。
3学期に入って2日目、「叱る場面」がありました。
以前の私なら、「コラッ!」と大きな声を出していたでしょう。
でも、今は違います。「あっ、これは言うべき場面だな」と冷静にメタ認知しながら対処できるようになりました。
〜悩み〜
ああ、今日も大きな声を出してしまった。あの場面で本当に必要だったのかな?
本当は毎日笑って子どもたちと過ごしたいのに・・・なんで大きな声をだしてしまうんだろう・・・🤔
結論
「怒り」の原因を自覚して、あとはひたすらトレーニング。
しょせん人間同士、お互い未熟なもの同士。オトナだって感情的になることもあります。
まして相手は子どもです。
こちらが「カチン💢」とくることもすれば悪さもします。
「それは間違った方法だよ」と教える必要がある場面もあります。
その伝え方が、オトナ側の力量にかかっているのだと思います。
相手に届けるために、伝えるために声をかけるのですから、その方法を間違えないようにしたいものですね。
今日は、自分の「怒りグセ」を自覚して、「カチン!💢」ときた後どのようなトレーニングをしたら毎日を「Have Fun!」できるのか、その対処法を説明します。
目次
●あなたの怒りの原因をさぐる方法
●わかったあとの行動(具体例つき)

あなたの怒りの原因をさぐる方法
「書く」ことです。
✅具体例をあげて解説
具体例をあげてみますね。
例えば、「忘れ物をよくする子に対して叱った場面」があったとします。
次の手順で自分の内面を深掘りしてみます。
①その子のどこに「怒り」を感じたのか?
②その事実に対して、「叱らずにそのままに」したらどんなことになるか?
③その子が「忘れ物」を減らすために、私が手伝えることは「叱る」ことの他に何ができる?
毎回この3つ全てに答えようとしていると、振り返りがイヤになって続かなくなってしまいます。この思考をクセにすることがねらいなので、1つだけでも効果はあるのでぜひやってみてください。
「怒りグセ」が消えるまで何度もやると効果的です。
✅目的はなに?
ぶっちゃけ重要なのは、自分が機嫌よく子どもたちの前にいることです。それがお互いの安心・安全につながります。
「怒り」以外の他の手段で「その子の忘れ物が減っていく」ようにすれば、結果的に目的は達成します。
どれか一つでもいいので書き出してみると自分の「怒り」の根っこの部分が見えてきます。
ちなみに・・・私の根っこは「エゴ」でした。「エゴ」で「怒り」を感じ、「怒る」「大きな声を出す」方法を自分で選んでいたのでした。

「怒りの原因」がわかったあとの行動(具体例つき)
あなたの「怒りの原因」は何でしたか?
私の原因は前述の通り「エゴ」でした。
私が言ったことを忘れたから・・・
私が連絡帳に書かせたのに忘れたから・・・
そんな小ちゃいヤツでした。
「子どものため・・・と言いつつ、実は自分のエゴを満たせなかったから(怒る)(大きな声を出す)方法を選んでいたのです」
✅『7つの習慣』はやはり名著だった
この「〇〇を自分で選んでいる」という考え方を知ったのは、ビジネス書の名著『7つの習慣』を読んだ時でした。
「“そうせざるを得ない”というどんな状況でも、その反応の仕方はその人個人に委ねられている」という考え方でした。
私はこの文章を読んだ時、まさに「目から鱗」でした。
「そうか!自分で選んできてしまったんだ!」「だったらネガティブな方法を選ぶのではなく、自分や周囲の人にとっ”てHave Fun!“できる方法を選択した方がいい!」ことに40を手前に気づいたのでした。
とはいえ原因を自覚したからといって、すぐに改善できるわけではありません。
ある意味「怒りグセ」のようなものがついているのです。
出来事に対して、「反応のクセ」がついてしまっているのです。
そこら辺をさらに深掘りしていくと、もしかすると自分の生育歴などが関わってくるのかもしれませんが、私は専門家ではないので次に進みます😁
今回ご紹介した『7つの習慣』は、ビジネスマンの方たちの間では名著といわれているそうです。
「主体的に選ぶ」の他にも、私たちの視野を広げてくれる内容が書かれています。
興味をもたれた方は、ぜひ手に取って読んでみてください。
また最近では、YouTuberの「イケハヤ」さんが『7つの習慣』を解説した番組が話題になっています。
本を読むのがちょっと・・・という方は、下に番組のリンクを貼っておくので覗いてみてください。
✅その後の行動
ここからは、原因がわかった後の行動の例をあげていきます。あくまでもこれは、私の体験でしかないので、お一人お一人に合う方法を探っていくのがいいかと思います。
①「怒り」の原因を自覚する。→ 「怒る」ことを選んでいた自分を自覚する。
②「怒る」「叱る」以外の方法を考える。→ アイデア出しの時は、突拍子もない方が吉。
③それでも実際の場面で、「怒る」場面は起こるもの。その時は「あっ、今自分は“怒り”を感じている」と自覚する。
これを繰り返し行い、②の他の方法を試す中でポジティブなフィードバックを自他共に得られたら、今度はそれをクセになるようにすり込ませていきます。
ちなみに・・・私の②の定番は、「歌う」です。
「なにをふざけたことを・・・」と思われる方もいるでしょう。
もちろん、使う場面を間違えてはいけません。
私がこの方法を使う場面は次の2つ。
●忘れ物がやたらと多い時or忘れ物が続いている時
●授業中などにボンヤリしていて話を聞いていない時
このあたりです。
前提として、「クラスの雰囲気にポジティブな空気と信頼関係がある」という仮定でお話しします。
コツは、当事者も笑ってしまうくらい明るい雰囲気で歌うことです。
おまけに、弾けもしないギターを弾くマネをして歌うと周囲も大爆笑です。
♫“忘れ物バージョン”
ど~して・・・ど~して・・・忘れてしまったの・・・
きのう、わたしをランドセルの中にいれてくれさえしたら・・・♫
♫”話を聞いていないバージョン“
話をきいてない~~~♪話をきいてない~~~!!!♪
次はなにをするのか知ってるか~い♫
つまり、忘れ物をしたり話を聞いていなかったりすることは、大したことではないということです。でも、続くと本人が一番困ってしまうので、「お~~~い、いい加減にしなよ~」というメッセージを歌で送る程度のことなのです。
じゃあ、いったい「叱る場面」ってどんな時なのか?という疑問が出てきますが、
それはまた別の機会に記事にしたいと思います。
まとめ
よく”「怒る」と「叱る」は違う“と言われます。
クラスの子どもたちにも説明します。
ですが、言葉の使い方よりも、つまり「その方法を使って何をその子に伝えたいか?」を考えると、自ずと答えは出るような気がします。
何年も前から、
“両親から怒られたことがない” “叱られたことがない” “打たれたことがない”
という子たちが増えてきました。
教師が自分を叱っているわけではないけれど、友だちが叱られているのを見て気持ちが沈んでしまったり、教室に入れなくなってしまったりする子たちも増えてきました。
思うところはいろいろありますが、事実は事実です。対応しなければいけません。
自分のエゴを「正義だ」とすり替えても、そんなことは対立の源です。
私たち教師は、子どもたちの将来を見据えつつ、寄り添うべきは「今」なのだと思います。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let’s Have Fun!!