こんにちは、junjunです。
フゥ~😔2019年度も忙しかったな・・・
4月からは仕事の質は落とさずに、もっと定時退勤の回数を増やしたいなぁ。
できることなら新しいことにもチャレンジしたい。
もっと時間を生み出すには、どんな方法があるのかなぁ?
こんな悩みを受けて、先日、次のツイートをしました。
#小学校 #学級経営 #生産性を上げる #ミニマリスト#無駄な時間
— junjun@過去の悩みをパワーに変えた (@10njunjun) March 21, 2020
小学校教師の10コの無駄な時間!
①服を選ぶ
②朝の会で一人ずつ呼名
③連絡帳を0から書く
④45分間全て授業
⑤挙手発言
⑥給食当番
⑦掃除の反省会
⑧帰りの会のいい所さがし
⑨職員室での丸つけ
⑩目的のないテレビ視聴
今日は、今よりも時間を生み出すために、ムダな時間をチェックするための10のリストと、教師仕事の効率化を図るための基本的な考え方をご紹介します。
【教師仕事のムダカット!】時間を生み出すためのムダ発見!チェックリスト10

もくじ
●時間を生み出すための方法
①ムダ発見!チェックリスト10
②教師仕事の効率化を図るための考え方
時間を生み出すための方法

予めお伝えします。
教師仕事の目的は「子どもたちの幸せのため」です。
目的を実現する方法は複数あります。
「ムダ」の捉え方も人それぞれ。
大切なことは、思考停止せずに「当たり前」を疑ってみることです。
学校には「当たり前」といってやっているムダが多すぎます。
ぜひ、私のチェックリストをもとにして、ご自分が当たり前だと思い込んでいることを洗い出し、他の方法はないかと探してみてください。
①ムダ発見!チェックリスト10 ②教師仕事の効率化を図るための考え方
①ムダ発見!チェックリスト10
①服を選ぶ
②朝の会で一人ずつ呼名
③連絡帳を0から書く
④45分間全て授業
⑤挙手発言
⑥給食当番
⑦掃除の反省会
⑧帰りの会のいい所さがし
⑨職員室での丸つけ
⑩目的のないテレビ視聴
✅①服を選ぶ
「今日、何着ていこうかな・・・そうだ、今日は体育があるから」
私にとってこの悩む時間は、朝の貴重な時間を奪う「ムダな時間」でしかありませんでした。
私が教師として服を選ぶ基準は次の3つ。
●清潔
●動きやすさ
●心地よさ
です。
その人によって、服に求める基準は違います。
朝から服をあれこれ悩むことが楽しみならば、好きなだけやればいいのです。
でも、私は違います。
だから服を選ぶ時間をカットし、着る服を最小限にしました。
この冬は、黒パンツ3本、パーカー4枚、タートルネックシャツ4枚、コート2枚だけにしました。
シルエットはいつも同じ。
だけど、モノは違うので、清潔さと心地よさは保たれます。
これで朝の服選びに悩む時間は0になりました。
✅②朝の会で一人ずつ呼名
子どもの数が少人数なら、一人ずつ呼名してもそれほど時間はかからないでしょう。
でも、30人以上いるクラスなら、まあ、5分はかかります。
朝の会の健康観察の目的は何でしょう?
私は2つの目的を設定しています。
●子どもの健康状態の把握。
●子どもたちの心の状態を少しずつ目覚めさせる。
子どもたちの中には、朝が苦手な子たちもいます。
「早くしなさい!」と急かされて家を出てきた子もいるでしょう。
だったら少しでも友だちとおしゃべりしたり、わらったりすることで、気持ちが上向いていくのではないかと思うのです。
私は毎朝の健康観察を、数年前から座席の隣同士、前後、斜め同士で行っています。
時には、ちょっとしたテーマを設定して、おしゃべりタイムをそこにくっつけることもあります。
同じ5分でも、一人一人の友だちの「はい、元気です」を黙って聞いているより、友だちと関わる時間を増やした方が良いのでは?と判断してのことです。
✅③連絡帳を0から書く
連絡帳を子ども自身が書くことで、持ち物への意識をもつことはわかります。
以前は私もそのように取り組んでいました。
最近は、毎週月曜に配付する学級通信と一緒に、1週間分の連絡を書いたプリントを配付してしまいます。
これによって、カットできる時間は2つ。
●連絡帳を書く時間
●教師が連絡帳を点検する時間
子どもたちとのコミュニケーションを増やすために、私はこのやり方を続けてやっています。
✅④45分間全て授業
これムダです。
授業は、40分で完了するように設計します。
じゃあ、あとの5分間は何をするのかというと、ノートやプリントの評価の時間に当てます。
実は・・・私はこれが苦手です。
完璧じゃありません。
でも、できるように試行錯誤してきました。
どうしたらできるか?
別に適当に授業をしましょうと言っているのではありません。
それはダメです。
最も重要なことは、ねらいに迫る手だてを考える時、最短距離で行ける方法を選択すればいいのです。
形式に重きを置くのはやめましょう。
✅⑤挙手発言
「はい!」「はーい!」と子どもたちが元気よく手を挙げているだけで、教師は勘違いをしがちです。
「なんか・・・子どもたちがイキイキしてる!」
それ大きな勘違いです。
そして、授業ゴッコのムダな時間です。
もちろん、挙手発言が必要な時はあります。
一斉学習を続けている限り、全員で考え方を導き出す場面はあります。
でも、全ての発問に対して、いつも子どもたちに挙手発言させる必要はありません。
発問後、考える時間をとり、数名は教師がランダムに当てながら発言してもらい、考えにいよいよ深まりが必要になってきたところで挙手させ指名する~という方法があってもいいのではないでしょうか。
✅⑥給食当番
子どもたちにとって、給食の時間に最も大切なことって何でしょう?
これ、ウチのクラスの子たちに聞いてみました。
「ゆっくり食べたい」「楽しく食べたい」
だそうです。
「じゃあ、どうしたらその時間が生み出せるか?」
と尋ねると、
「早く準備をすればいい」
との全員一致の方法でした。
まあ、この後もやりとりは続きますがそれは置いときます。
つまり、要はみんなで準備をすれば早いということです。
今年度は、給食当番を決めてから、2学期中盤から「全員当番」の意識で取り組んできました。
すると、10分程度で30人ちょいの給食準備ができるようになったのです。
このあたりは、こちらの記事に詳細を書いていますので、よかったらお読みください。
やり方次第では、給食当番という意識はなくなる出来事でした。
✅⑦そうじの反省会
これもやり方次第ですが、昔私がやっていたような反省会はムダです。
どんな反省会だったかというと・・・
そうじ終了後班ごとに集まり、「一生懸命にそうじをした人?」「できなかった人?」「明日は頑張ってください」と決まり文句のようにリーダーが言う、というちっとも反省会になってないことをしていました。
そうじの目的はゴミをなくすことです。
同じ振り返りをするなら、ゴミが落ちてないかを確かめればいいのです。
「がんばったかどうか?」を尋ねる反省会はムダです。
✅⑧帰りの会のいい所さがし
私は長い間これにこだわりをもってやっていました。
お陰で帰りの会が10分以上かかっていました。
改めて子どもたち同士に、互いの良さを感じさせたいなら、もっと他の方法があります。
何も毎日、しかも子どもたちは帰ってからのことで頭がいっぱいな状態の時に、
「A君はそうじの時間、丁寧にほうきでゴミをはいていました。」
「今日、ボクが転んだ時、Bちゃんが大丈夫?って声をかけてくれて嬉しかったです」
たしかに、言われたA君もBちゃんも嬉しいでしょう。
でも、他の子にとってどうなんでしょうか?
私はおまけに拍手まで要求していました。
何のための拍手なんでしょうか・・・
いい所さがしをどうせやるなら、時と場面を選びたいものです。
✅⑨職員室での丸つけ
私は時に職員室で、ノイズキャンセリング付きのイヤホンをしたくなることがあります。
それは、集中して文章を作りたいのに、他の人たちの声に気をとられてしまうからです。
ところが、集中力をそれほど使わずにできる仕事「丸つけ」を職員室で行なうと、ついしゃべってしまうことが多いのです。
本来は20~30分以内で終えられる採点が、職員室でしゃべりながらやってしまうことで、倍以上かかってしまうことがあります。
これ、ムダです。
ノイキャンイヤホンが堂々とできる職場でない限り、PC以外の作業系の仕事は、教室等でやった方が効率よく行えます。
✅⑩目的のないテレビ、YouTube視聴
仕事が終わって、最もリラックスできる時間がテレビ、YouTube視聴だという教師は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
ドラマが好き、スポーツ観戦が好き、撮りためた番組を観る、このような目的があるテレビ、YouTube視聴は、仕事を忘れ、リラックス効果が高いでしょう。
一方、同じテレビやYouTube視聴でも、ムダだと思うのは、目的のない視聴です。
時にはそんな日もあるでしょうが、何となくスイッチをつけておくことが習慣化されているのなら、今すぐやめた方がいいです。
家族が多くて、なかなか自分の思うようにいかないライフステージの方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめは、誰にも邪魔されない朝時間の活用と、音を遮断するノイズキャンセリングを使うことです。
家族の時間も大切。
でも、一人で考えたり、判断したり、学んだりする時間は、どんなに少なくても1日の中で確保すべき時間です。
②教師仕事の効率化を図るための考え方
何でもかんでもやめればいいというわけではありません。
ただ、「子どもたちのため」という全ての行いを善としてしまう風潮が、学校周辺には漂っています。
どんなことにもメリットとデメリットがあるのですから、ただ一つの正解はありません。
そこで私が「ムダか否か」の判断をする時に、次のフィルターを通すようにしています。
●その目的は何か? ●他のやり方はない? ●他の人から見たらどう映る?
これらのフィルターを通すことで、独りよがりにならないように気をつけています。

まとめ
教師は子どもたちにとって、最も身近な学びの環境の一つです。
そんな大そうなことはできなくても、人生をリアルタイムで楽しんでいる、少しでも魅力的な大人の一人として、子どもたちの目に映りたいなぁと思っています。
そのためにはどうしたらいいか?
学校外の世界をもつこと
これを私は心がけています。
できれば教師という肩書きが通用しない、一人の人間としてその世界に存在し、新しいことを吸収し続けることで、学ぶことに謙虚でいたいと私は思っています。
そのためには、常に夜遅くまで学校に残り、閉じこもっていてはいけません。
時には遅くなることもあるでしょう。
あって週1、2回です。
それ以上は「堕落だ」と思い込むくらいの気持ちで、時間の使い方を変えていきましょう。
仕事ができる教師は、夜遅くまで仕事をしている
は、思考停止の最たるものです。
仕事ができる教師は職場のメンバーとも互恵関係を結び、かつ定時退勤を習慣化している。
そして、子どもの幸せにつながる複業をもっている。
これが令和の時代のスタンダードになります。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let’s Have Fun!!