こんにちは、junjunです。
この前のブログ記事を見て、早速iMovieでスライドショーをつくってみたんです!すごく楽しかったです。
これなら子どもたちと一緒に見ることのできる「振り返りの動画」もつくれそうな気になってきました。
その時、できればスライドの中にタイトル文字を入れたいなぁって思うんですけど、どうやったらいいですか?
今日は前回の動画に続いて、iMovieアプリを使った動画づくりの中で、「タイトルを入れる方法」をご紹介します。
スライドショーは、写真と音楽だけでも見る者を楽しませてくれる方法ですが、さらにそこにタイトルを入れることで、作り手のメッセージを添えることができます。
文章と画像を見ながら、一緒にiPhoneやiPadを操作していただけると、確実に作業が進んでいきます。
では、スタートです!
iMovie超初心者向け【写真+音楽+タイトル】でスライドショーをつくる

もくじ
●iMovie超初心者向け【写真+音楽+タイトル】でスライドショーをつくる
●「クラススライドショー」にタイトルを入れると得られる3つのメリット
【今日のゴール】
iMovieアプリを使って、すでに完成している【写真と音楽】に加えて【タイトル】を入力しながら、スライドショーを作成できるようにすること。
iMovie超初心者向け【写真+音楽+タイトル】でスライドショーをつくる

①タイトルを入れる準備をする
②タイトルを入力する
③同じ写真に2つのタイトルをつけたい時
①タイトルを入れる準備をする

- 前回つくったスライドショーを使って説明します。
- 上の画像の場面からスタートです。
- 下の方の「編集」をタップします。

- 「編集」をタップすると、上の画像のようになります。

- 上の画像で、下段に黄色枠が見えますね。タイトルを入れたいスライドをタップすると、この黄色枠で選択されたことを知らせてくれます。
- 次に赤の矢印が指している「テキスト」を白文字に書かれているようにタップします。すると、次の画像のようになります。
②タイトルを入力する

- 白枠で囲まれた「タイトル」のパターンが出てきます。ここから好みのタイトルを選んでタップします。
- もし、一度書いたものを取り消したかったら、画面左側の「なし」をタップすればOK。再度選び直すことができます。

- 今回は、「標準」を選択します。すると、上画像の「吹き出し」で囲まれたタイトルが出てきます。
- 「標準」は全部で3カ所にタイトルを入れることができるので、スライドショーに合ったタイトルを入れましょう。
- 文字を入力する時は、入れたい場所をタップすると選択されたことになります。あとは文字を入力するだけです。

- 私は画像のように上から「桜満開」「出発の日」「2020年3月31日」と入力しました。
- 1枚目のスライドに入力することができたら、これと同じ作業を必要な分だけ繰り返せばOKです。
③同じ写真に2つのタイトルをつけたい時

- 上画像のように、私は最後のスライドに「さあ!行こう😄」と入力しました。
- これで終了でもいいのですが、同じ場面でもう一言添えたいと思ったので、右側の「メディア」からもう一枚同じ写真を取り込んで、そこに付け足したい言葉を入力します。

- エンディングなので、タイトルパターンを「プリズム」にして、「未来へ向かって!」という言葉を入力しました。これで完了です。
「クラススライドショー」にタイトルを入れると得られる3つのメリット

✅教師からのメッセージを伝える
✅言いたかったことを代弁
✅成長を見える化
予めお伝えしますね。
この3つのメリットは、あくまでも次の「ねらい」をもった時に有効です。
その「ねらい」とは次の2つ。
●子どもたちの自己肯定感を高める ●クラス全体の空気を温める
ご存知の通り、言葉は人の心を温めもするし、容易に冷やしもすることを十分に念頭においた上でタイトルの言葉を選んでください。
私にも覚えがありますが、子どもたちを楽しませたい一心で、その場にふさわしくない言葉を、つい口にしてしまったことが過去にあります。
子どもたちの貴重な時間を使って行う、成長を確認するための「振り返りスライドショー」です。
ただ笑って「面白かったね」で終わってはダメだと私は自分を戒めていました。
では、具体的なタイトルの付け方についてご紹介します。
✅教師からのメッセージを伝える
教師からのメッセージを伝えることで、「2つのねらい」を達成します。
写真は、瞬間瞬間の連続である日常を、切り取ったものです。
特に子どもたちの写真や映像を撮ったりしていると、鳥肌が立つような出来事に遭遇することがあります。
その時の教師の思いをメッセージとしてタイトルに添えると、子どもたちからすれば、「ああ、先生はあの時こんな風に思ってたんだ」と再確認することができます。
だからといって、過度に飾った言葉にする必要はありません。
あくまでも自然体が基本です。
例えば・・・
●そうじの時間、雑巾がけをしている子が写っているスライドには、「ありがとう!」「汗が!!」「床が光ってるぜ!」など・・
●図工や習字などの作品が写っているスライドには、「おお!面白い!」「前より確実に進化してる・・・」「ハネがみごと!」など・・
●跳び箱やマットなどに取り組んでいる子たちのスライドには、「この踏み切りが最高!」「ダンッ✨」「10点!10点!10点!」「前は怖がっていたのに・・・おお!やった!」など・・
教師の褒め言葉を磨く練習の場にもなりますし、このタイトルづけを子どもたちに取り組ませることで、国語の学習にもさらに発展させることができます。
✅言いたかったことを代弁
子どもたちが言いたかったことを、タイトルで代弁することで「2つのねらい」に迫ります。
先ほどは教師の思いをタイトルに入れることで、子どもたちにメッセージを伝えるメリットについて述べました。
今度はそれを子ども同士で行います。
と言っても、実際に子どもたちにインタビューしてからタイトルにするのではなく、あくまでも教師が想像で書くのです。
ここは日頃の子ども観察がモノをいいます。
トンチンカンなことをタイトルにして、子どもたちの心を傷つけてしまっては元も子もありません。
もし、書いてはみたものの不安があるようでしたら、事前にその子に確認してみましょう。
では、具体的なタイトルのつけ方です。
●縄跳びの二重跳びをしている子のそばで、それを見ている友だちが写っています。見ている子の口から吹き出しを加えて、そこに「すごい!」と書き込みます。
●そうじの時間、ホウキを持ってフラフラしている子のそばで、それを見ている友だちが写っています。見ている子の口から吹き出しを加えて、そこに「ちゃんとやってよ!」と書き込みます。
●給食の時間、おかずをてんこ盛りにしている子のそばで、それを見ている友だちが写っています。見ている子の口から吹き出しを加えて、そこに「ワォ!」と書き込みます。
新しいクラスがスタートして、人間関係を作っていく初期の段階は、ポジティブな言葉に重点をおいてタイトルを書いていきます。
少しずつ関係が作られてきた頃は、あえて耳の痛い言葉も書き込みます。
もちろんそれを伝えた時、混乱や副作用が起きることが心配される時はやめるべきです。
ただ、日頃子ども同士は本音で関わり合っているのですから、表面だけのポジティブな言葉は、かえって子どもたちの心を冷やすと感じています。
私は、「人間はみな未熟」という大前提の考えがあるので、ちょっとくらいのズッコケも受け止めるだけの懐の深さがあるクラスの方が、子どもたちにとっては居心地がいいのではないかと思います。
繰り返しますが、今回の方法は人間関係が温まっている状態の時にだけ有効です。
教師の一時の「ウケを狙う」言葉や行為は、プライベートでやればいいことで、子どもに対して行うことではありません。
✅成長を見える化
例えば、2学期の終わりが近づき、国語の音読がクラス全体でレベルアップがはかられたとします。
それをいくら言葉で、
みんな!1学期より音読が上手になったね!
と教師が言っても子どもたちは、
えっ?そうなの?わかんなーい!?
そりゃそうです。
1学期の頃の自分たちの音読なんて覚えているわけないのです。
そこで、1学期のある日の音読を、事前に写真や動画で撮っておきます。
それを2学期の終わり頃に比較しながら提示すれば一目瞭然です。
この方法は、ご自身で事前に「これに取り組もう!」と決めたモノを撮りためていくこともできますし、偶然に「あれ?!これ変化したなあ!」という「棚ぼた」もあります。
子どもたちの成長が視覚でわかる写真や動画を撮ることは、なかなか目の前のことに翻弄されていると手が回りません。
そこで「学期末の振り返り」「懇談会に上映」をゴールにしてみてはいかがでしょう。
そのことで写真や動画を撮る習慣化にもつながると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
今日は以上で終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。まずは6割目指して!Let′s Have Fun!