こんにちは、junjunです。
iMovieを使って、スライドショー作りはバッチリになりました!
今度はいよいよ「動画」を入れてみたいんです。
でも、何となくクラスの動画を撮影しただけなので、余計な部分をカットしたいんです。
そのやり方はどうしたらいいんですか?
今日は、「iMovieアプリ」を使って、写真に加えて動画を取り込んで、1つの作品をつくる手順を説明します。
学期末の「振り返り動画」や「懇談会用動画」では、限られた時間内に1本の動画をおさめる必要があります。
当然、教師が伝えたいメッセージを込めた動画になるので、必要のない部分はカットしていきます。
動画づくりで最も時間がかかり、かつ頭を悩ませるのはこの部分かもしれません。
では、「動画づくりなんて!ムリ!」と思われている方でも確実にできるように、ステップを踏んで説明していきますので、肩の力を抜いて進めていきましょう。
では、スタート!
iMovie超初心者向け【動画+音楽+カット】で動画をつくる

もくじ
●iMovie超初心者向け【動画+音楽+カット】で動画をつくる
●クラス動画の3つのメリット
【今日のゴール】
iMovieアプリを使って、【動画】を取り込み【カット】しながらスライドショーを作成できるようにすること。
iMovie超初心者向け【動画+音楽+カット】で動画をつくる

①カットする動画を準備する ②カット作業をする
①カットする動画を準備する

- はじめに「iMovieアプリ」をタップし、上の画像のように「プロジェクト」の「+」をタップします。
- 次に、画面下の「ムービーを作成」をタップします。

- 右の「メディア」から「ビデオ」を画像の通りにタップします。

- すると、右側に過去iPhoneで撮影した動画が出てくるので、赤枠の「すべて」をタップし、つくりたい「テーマ」に合った動画を、1つタップします。(複数ある場合は、動画のはじめにくるものを1つ選んでください)

- 1つの動画を選んでタップすると、上画像のように「雲マーク」が出てきます。これは、動画がクラウド上にある状態を表しているので、タップしてダウンロードします。
- しばらくすると下画像のように、赤枠の「+」マークが出てくるので、それをタップします。

- この作業で、動画がダウンロードされた状態になります。
- この作業を、完成動画に必要な分だけ動画をダウンロードします。
②カット作業をする

- 今回使う動画がすべてダウンロードされました。そこで、上画像の「①はじめにスワイプ」のように、指でこの部分を右側にスワイプさせ、動画の左側を白い縦線(スタートライン)に合わせます。
- 上画像の「②次にここをタップして再生する」の「▶︎」をタップしながら動画を再生させます。
- 再生させる目的は、動画の中で「どこを使い」「どこをカット」するのかを見つけるためです。

- 「カットする」最初の場面にきたところで、動画を指で微調整します。「ここ」というところが決まったら、下方の「分割」をタップします。

- すると上画像のように動画が分割されます。
- 次にカットする部分の「終わり」を探します。再び「▶︎」をタップし再生しながら「ここ!」という部分を見つけます。

- カットする範囲が決まったら、画面右下に「ゴミ箱マーク」の「削除」があります。そこをタップすると、カットしたい部分が削除されます。
- この作業をすべての動画で行い、過去にマスターした「タイトル」「音楽」を入れれば完成です。
下の動画は、今回の作業で作ったものです。
こんな感じのモノが出来上がると思います。
参考にしてみてください。
クラス動画の3つのメリット

✅メタ認知 ✅価値づけ ✅動画の裏側
✅メタ認知
動画を観る子どもたちは、自分たちの活動の様子をまるで他人を見るように客観的に見ることができます。
例えば、体育のマット運動で「前転」を学習する時、教師が言葉で
今、頭のてっぺんをつけてたよ。もっと頭の後ろ側をつけるんだよ
と説明しても、言われた子どもは、
へっ?よくわかんない!
と、ピンとこないことがあります。
ですが、これを動画で見せれば一目瞭然。
ああ!ホントだ!
と納得することができます。
事実がわかれば、あとは後頭部をつけるようにするための練習を繰り返すだけです。
教師も自分の授業を録音したり、動画を撮影したりすることで、気づかなかった自分のクセがわかることがよくあります。
動画は自分をメタ認知するための強力なツールです。
✅価値づけ
動画を見て、自分や友だちの様子を「メタ認知」できただけでは、わざわざ動画をとる「ねらい」には迫れません。
私がクラス動画を撮っていた「ねらい」は、前回の記事でもお伝えしたように次の2点です。
●子どもたちの自己肯定感を高める ●クラス全体の空気を温める
動画に、前回マスターした「タイトル」を入れたり、動画を流しながら教師がコメントを付け加えたりすることで「ねらい」に迫りながら「価値づけ」することができます。
✅動画の裏側
先ほどの「マット運動」を例にお話しします。
クラス動画の中に、「前転の練習を何度も繰り返すA君」の姿が映っていたとします。
その場面のタイトルを「よし!もうちょっとだよ!」とします。
ここで動画を一旦ストップさせます。
すると画面の隅で、A君に手のつき方をアドバイスしてくれているBさんが映っています。
もちろんBさんの声は動画に入っていませんし、何をしているのかは一瞬なので子どもたちにはよくわかりません。
ですが、担任はわかっています。
この時ね、BさんはA君に、手のつき方をアドバイスしてくれていたんだよ。だからこの後、A君は手のひらをしっかりパーに広げて、両手で支えて前転ができたんだよ。
と伝えることができます。
Bさんの誰の目にもとまらない行動に、スポットライトを当てることができるのが動画です。
とはいえ、教師も人間なので、すべての活動をこのように捉えることは難しいのですが、「動画」というツールをもつことで、
「0を1にする」
ことが可能になるのです。
「クラス動画」おすすめです!ぜひ、子どもたちが学校に戻ってきた時にはご自分の実践に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今日は以上で終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
上手くいかない体験が、明日の教師のエネルギーです。
まずは6割目指して!
Let′s Have Fun!